1万枚のラベルを作った後で、見直すことにしました
苺の花ことば 農園ブログ
「高橋さん、このラベルの見せ方、ちょっともったいないですね。」
商談会で、バイヤーさんから言われました。
何の話かというと、越後姫ジャムと越後姫バターのラベルです。
どちらも販売本数が1万本を超え、次に使うラベルもまとめて1万枚作ったばかりでした。
「これで、しばらく安心だ」
そう思っていたところでした。
商品は良い。でも、ラベルだけでは伝わらない
話を聞くと、商品そのものが悪いわけではありません。
問題は、その良さがラベルだけでは伝わりきっていないことでした。
売り場では、作り手が商品の横に立って、毎回説明できるわけではありません。
何を使っているのか。
どんな味なのか。
ほかの商品と何が違うのか。
誰に、どんな時に選んでほしいのか。
ラベルやパッケージが、その役割を担います。
中身に自信があっても、手に取る前に良さが伝わらなければ、選んでもらうことはできません。
1万枚あるから変えない、ではない
正直にいえば、迷いました。
作ったばかりのラベルが、1万枚あります。
「なくなるまで、このままでいいのでは?」
そう考えることもできます。
でも、改善した方が良いと分かったのに、在庫があることだけを理由に先延ばしすると、その間ずっと同じ伝わり方が続きます。
今あるラベルは、無駄にしないよう使う。
同時に、次のラベルの見直しを進める。
この二つを並行して行うことにしました。
商品づくりは、中身だけでは終わらない
おいしいものを作る。
品質を守る。
もちろん、それが一番大切です。
でも、お客様が最初に見るのは中身ではなく、商品名、写真、ラベル、説明文かもしれません。
作り手の中では当たり前になっている良さを、初めて見る方にも伝わる形へ変える。
それも商品づくりの一部です。
1万枚のラベルを見るたびに、「作るタイミングと、見直すタイミングは難しいな」と思います(笑)。
それでも、良くできると分かったなら進める。
次のラベルでは、商品の良さがもう少し素直に伝わる形を目指します。
新潟県上越市の苺の花ことばから、農園の日々をお届けします。
