花芽分化指数を見て、いちご苗の定植日を決める

2026年10月26日 2026年10月26日

苺の花ことば 農園ブログ

「調査の結果は、3.2と3.5です。」

連絡を受けて、すぐにカレンダーを開きました。

何の数字かというと、いちご苗の花芽分化指数です。

聞き慣れない言葉ですが、簡単にいうと、苗の中で「これから花になる芽」がどこまでできているのかを見る目安です。

生長点を顕微鏡で確認してもらい、その進み具合を数字で表します。

この数字を見ながら、定植する日を決めていきます。

早く植えれば良いわけではない

できることなら、早く植えたい。

早く植えて、早く収穫へつなげたい。

でも、苗の準備が整う前に植えると、本来花になるはずの芽が十分に育たないリスクがあります。

だから、予定だけで定植日を決めることはできません。

苗の中で花芽がどこまで進んでいるのか。

これから数日の気温はどうなるのか。

作業する人員とハウスの準備は整っているのか。

いくつもの条件を重ねて、日程を決めます。

平均値だけでは見えないもの

今回は、平均値だけでなく1株ずつの結果も送ってもらいました。

私が特に見るのは、一番低い数字と、その数字の苗がどれくらいあるかです。

平均が良くても、進みの遅い苗が何株もあれば、その苗に合わせた判断が必要になります。

平均値は全体を見るのに便利です。

でも、平均だけでは少数の遅れが隠れることがあります。

これは、苗だけではなく仕事の数字を見る時も同じです。

「平均は大丈夫」で終わらず、中身を見る。

調査結果と天気予報を並べ、定植できる日を一つずつ決めました。

数字は、答えを自動で出してくれるものではありません。

現場で判断するための、大切な材料です。

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