最後の仕上げのいちご(越後姫)の受粉について
いちご(越後姫)の受粉について
いちご受粉の仕方について説明します。
苺で綺麗なフォルムの形をしてるよね。
どうしてあんな綺麗な形になるの?秘密があるの?
そうだね、苺の綺麗な形を見てるとうっとりしちゃうよね。
まあ、越後姫はどちらかというとゴツゴツしてるんだけどね。。。
今回は苺が綺麗な形になるための受粉について説明するね。
受粉が成功した綺麗な形の越後姫(苺)
いちごが綺麗な逆三角形になるためには、いちごの受粉がしっかりとできてないといけません。
※受粉が成功した綺麗な形の苺
越後姫は最高に調子がいい時がどちらかというとゴツゴツしています。
受粉が失敗した時の歪な形の越後姫(苺)
いちごの受粉がうまくいかないと奇形果といわれる形の凸凹したいちご(越後姫)が実ってしまいます。
※受粉を失敗した奇形果
いちごは「虫媒花」を活用する
いちごは「虫媒花」といわれる虫たちを媒介して受粉を行います。
そのため一般的ないちご農家の場合は、ミツバチを使用した受粉を行います。
ハウスの面積に対して必要なミツバチの数を準備して巣箱をハウス内に設置して受粉をさせるという方法です。
苺の花ことばの昔話
苺の花ことばでは、始めた当初ミツバチで受粉をしていました。
しかし、
ミツバチの低温時の活動量の低下による受粉失敗による奇形果の大量発生やミツバチに刺された時のリスクやミツバチの糞尿の始末や死骸の処理などの問題に頭を悩ましてきました。
いちごハウス1棟に対してミツバチ約24,000匹を導入していた。
またミツバチを導入時期に蜂屋さんの都合がつかない場合は導入が遅れてしまうというリスクもあります。
そのため苺の花ことばでは、すべてのリスクを軽減できるクロマルハナバチの導入をしています。
クロマルハナバチについてのメリット
クロマルハナバチは、ミツバチよりも低温での活動ができるし、1匹あたりの受粉量が多いため飼育量が少なくても良いため糞尿や死骸の量が減ります。
さらにミツバチよりも温厚で人を刺すということがほとんどありません。
ミツバチと違って施設で管理をしてる為欲しい時に届くというメリットもあります。
クロマルハナバチのデメリット
ただデメリットもあります。
ミツバチよりも活動量が多い為ハウスの面積によっては入口の開閉をしてクロマルハナバチの量を調整しなくてはいけません。
それを除けばミツバチよりも管理がしやすいといえます。
家庭菜園での受粉をする場合は、絵を描く筆で円を描くように受粉をしてあげます。
詳しくはこちらの動画でご確認ください。
いちごの受粉に関するまとめ
- いちごの受粉は「虫媒花」といわれる虫たちを媒介して受粉を行う。
- 苺の花ことばの受粉にはクロマルハナバチを使用している。
クロマルハナバチ導入のメリットのまとめ
- ミツバチよりも低温化での活動量が多い
- 1匹での活動量が多い
- ミツバチよりも温厚なため刺されるリスクが少ない
- 必要な時に届けてもらうことができる
- 死骸や糞尿の量が少ない
クロマルハナバチ導入のデメリットのまとめ
- 活動量が多い為巣箱入口の開閉を行ってクロマルハナバチの量を調整する必要がある。