脇芽管理(イチゴの脇芽の取り方)
いちごの苗管理 【ランナー取り】について
いちごのランナーとは?
ランナーについて
いちごの栽培サイトを見ると「ランナー」って言葉をよくみるけど
ランナーって結局何なの?
ランナーは、ハウスでいちごを育てていると定植後の数週間と春先ごろ(路地の場合は初夏)に細いつるのように伸びる茎が葉っぱの根元から沢山伸びてくるよ。
この茎が「ランナー」だよ。ランナーは太かったり細かったり様々だよ。
ランナーを育てて(伸ばして)いくとどうなるの?
このランナーを育てていくと「株分け」ができていちごの株を増やすことができるよ
ということはいちごは、種から育てるんじゃないんだね。
種から育てる品種もあるけど、越後姫はランナーを伸ばして株分けをしていくよ。
今回はいちごの苗を増やしていく管理ではなく定植後の管理の為のランナーの取り除き方について説明するね
ランナーと脇芽と花芽の成長点は同じです。
植物の感じる温度や日射時間などによってランナーと脇芽と花芽に成長が分かれます。
ランナーの出てくる時期
定植後の数週間の期間とハウス内温度が30度以上を感じた春先以降
ランナーは上記にも記載したようにそのまま育てると「株分け」ができるようにそのまま育てるといちごの苗になります。
その為定植後にランナーを育てると定植したいちご苗の栄養素をランナーに送られてしまうために本来育てるはずの定植した苗に栄養素が行きにくくなってしまいます。
そんなことが起こらないようにする為にランナーを見つけ次第取り除く必要があります。
ランナーの出てくる場所
ランナーの出てくる場所は、葉っぱの茎の付け根から出てきます。
そこに成長点がある為そこから成長してランナーが出てきます。
ランナーの取り除き方
ランナーを見つけたらランナーを持って引っ張ります。
ランナーを引っ張る向きとかあるの?
引っ張る方向は、引っ張った方向に茎などがない方向に向かって引っ張るよ。そうすることによって苗を傷めずにランナーを抜くことができるよ
今回は上の方向に何もなかったから上むきの方向に引っ張ったよ。
綺麗に抜けると付け根についていた先端がこんな感じで出てきます。
途中で切れてしまう場合もありますが問題ありません。
気になるようでしたら再度引っ張って抜いてください。
ランナーを抜く時の悪い例
良くない引っ張り方ってあるの?
引っ張る向きに他の葉っぱの茎があるのは良くない引っ張り方だよ。
無理に引っ張ると他の茎が傷んじゃうよ!下の写真はダメな方向に引っ張ってる例だよ。真似しないでね。
ランナーを引っ張る方向に葉っぱの付け根がある為引っ張った時に苗を傷つけてしまう可能性があります。
正しい方向に抜いてあげて苗を傷つけないようにしましょう。
ランナーを抜く時の正しい例
基本的には見つけ次第取り除くのがベストですが、
毎日苗を見る時間がないという方には
1週間に1度見回りながら取り除くことをおすすめします。
まとめ ランナーの取り方について
- ランナーが出てくる時期 定植後の数週間と春先(路地の場合は、初夏の頃)
- 取り除く理由 栄養がランナーに流れてしまい定植した苗の成長不良に繋がる
- ランナーを抜く方向 引っ張った方向に苗の茎などがないところに向かって抜く。(引っ張った方向に苗の茎などがあると苗が傷つくため)
ランナーを伸ばすと生育が良くなるといった
間違った情報が流れているので注意しましょう。