広がると手に追えなくなるアブラムシの防除について

2023年01月13日 2023年05月22日
広がると手に追えなくなるアブラムシの防除について

いちごの害虫とされるアブラムシの防除について

このページではアブラムの防除の仕方について説明します。

アブラムシってどんな植物にもついてるイメージがあるけど、
いちごにも付いたりするの?

そうだね、どんな植物にも付くイメージがあって害虫の代表みたいな感じがするよね。
今回は害虫のアブラムシの効果のある農薬やアブラムシがよくいる場所について説明するね。

  

アブラムシに効果のある農薬

注意

※農薬の使用については情報が更新される場合があります。ご注意ください。

農薬一覧

薬剤名 使用時期 希釈倍率 使用限度  10a当たり使用量(L)
サンヨール

 収穫前日まで   500倍 6回以内 100〜300
サンクリスタル乳剤  収穫前日まで   300倍 150〜500
エコピタ乳剤

 収穫前日まで   100倍 100〜500
ウララDF

 収穫前日まで   2000〜4000倍 2回以内 100〜300
チェス顆粒水和剤  収穫前日まで   5000倍 3回以内 100〜300
カスケード乳剤

 収穫前日まで   4000倍 3回以内 100〜300
ピラニカEW

 収穫前日まで   2000倍 2回以内 150〜300

Point

使用限度に【-】になっているものについては回数制限はありません。

アブラムシに効果のある天敵について

天敵一覧

天敵名 使用量
コレマンアブラバチ

 

1000~2000 頭/10a
テントウムシ

成虫の姿

幼虫の姿

10〜13頭/m2
MEMO

使用限度がないものに関しては、アブラムシに直接かからないと効果を発揮しない農薬の特徴の一つです。

アブラムシのよくいる場所

苺のヘタの周り(花が咲く前の蕾の状態)
新葉
葉っぱの裏柄
いちごの果実

苺の花ことばのアブラムシの対応の仕方

当園では定植後化学農薬を散布していないことから
回数制限のない農薬(化学農薬ではない)で対処をしたこともありますが
あまり効果がみられませんでした。(実績として)
その為天敵を導入することによってアブラムシを抑えています。

アブラムシを発見出来次第コレマンアブラバチを導入することで十分防除は間に合います。
またアブラムシの発見が遅れて大量発生している場合はテントウムシの投入することで被害拡大を防ぎます。

テントウムシは、アブラムシを食する量は多いですがハウス全体を動き回ることを得意としていない。
コレマンアブラバチは寄生する量は少ないですがハウス全体を飛び回れる

Point

天敵によっても特徴があるので特徴を理解して天敵を散布することが大切です。

アブラムシの防除についてのまとめ

  • 回数制限のない農薬はあまり効果がない。
  • 発生初期でコレマンアブラバチで対処する。
  • 大量は発生でテントウムシで対処する。
  • 初期防除が大切。
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