栄養成長と生殖成長はシーソー!?
栄養成長と生殖成長の関係性
栄養成長と生殖成長の関係性について
元気な苗で苺の大きな粒を収穫したいと思うんだけど
どうしたらいいのかな?
そうだね、苺の粒の大きさは、苗を大きくする成長と
いちごを大きくする成長に分けられるんだけど、
今回は成長の種類について教えるね。
栄養成長と生殖成長ってなに?
実は粒の大きさにも苗の管理が関係してます。
どういう関係があるかというと栄養成長と生殖成長です。
昔理科の授業で習った話ですよね?
覚えてますか?
覚えている方は、すごいですね!
もちろん、
私は、
全然覚えてませんでした・・・。
簡単にいうと
根っことか葉っぱなどの栄養器官を作り出すのが栄養成長です。
根っことか葉っぱなどの栄養器官を作り出すのが栄養成長
苺の花芽や実などの生殖器間を作り出すのが生殖成長です。
苺の花芽や実などの生殖器間を作り出すのが生殖成長
忘れていた方、ついてこれてますか?
覚えている方は、復習ですね!
栄養成長と生殖成長の関係性
栄養成長と生殖成長の関係性はシーソーの端にお互い乗っていることを
イメージしてください。
・この栄養成長が強くなると
生殖成長が弱くなる
図で言うとピンク色の矢印のイメージです。
・生殖成長が強くなると
栄養成長が弱くなる
図で言うと緑色の矢印のイメージです。
うちは良い苺を届けるためにやっているので苺を作るには
少し生殖成長が強い方がいいんですが強すぎると苗が大きくならずに
どんどん弱ってきてしまいます。
弱ってくると結局良い苺が採れなくなります。
逆に栄養成長が強すぎると
苺が大きくならないという
状況になってしまいます。
このバランスを調整しながら
苗は大きくなりすぎず
でもがっちりとしている
苗を作っていくことが理想です。
栄養成長と生殖成長のバランスをとりながらいちごを育てていくことが大切。
トマトと違って苺の場合は一度栄養成長に傾くと生殖成長に傾きを戻すのが難しくなります。
いちごの内でシーソーゲームしてるってちょっと不思議な感じですよね。