水の勢いが弱い。原因を探す前に、まず苗を守る
2026年10月26日
2026年10月26日
苺の花ことば 農園ブログ
「あれ? なんか弱くない?」
育苗棚を見ながら、水の出方を確認しました。
決めた時間になると、棚の上のノズルから一斉に水が出て、並んだ苗へ水をかける設備です。
ところが、その日はいつもより明らかに勢いが弱い。
苗を一株ずつ見ると、場所によって葉が下を向き、しおれ始めているものもありました。
気のせいではありません。
原因調査より先にすること
配管なのか。
ノズルなのか。
ポンプなのか。
原因は、すぐには分かりません。
でも、夏の苗は水が切れると一気にしおれます。
「原因が分かってから水をあげよう」と待っている場合ではありません。
まずホースを伸ばし、水が十分に届いていない場所から手で灌水しました。
苗を守る。
原因を探すのは、その後です。
トラブルが起きた時は、原因究明が大切です。
ただ、現場では同時に「今すぐ守らなければいけないもの」もあります。
順番を間違えると、原因を調べている間に被害が広がります。
いつも見ているから、違いに気づける
一通り水をあげた後、井戸から出る水の勢い、配管、ノズル、ポンプの状態を順番に確認しました。
少し前にポンプのメンテナンスをしたばかりだったため、すぐに原因を決めつけることはできません。
別の井戸から水を回した時にどう変わるかも確認します。
設備の表示だけではなく、実際に出ている水を見る。
苗の葉を見る。
場所ごとの差を見る。
毎日見ていると、「いつもより弱い」という小さな変化に気づけます。
自動灌水は、とても便利です。
でも、自動だから確認しなくて良いわけではありません。
機械に任せながら、最後は苗を見る。
この日のトラブルは、その基本を改めて教えてくれました。
何気ない日常に、ちょっとした幸せを。
新潟県上越市の苺の花ことばから、農園の日々をお届けします。
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