自然界では最弱が最強最悪。
From:高橋和樹
自然界では最弱の虫がハウスの中では最強の虫に変化するって知ってましたか?
それは、いちご栽培ではよく問題とされている
害虫のハダニです。
自然界では最弱プリを誇るハダニ
このハダニは自然界では弱い存在で風が吹けば飛ばれ雨が降れば雨水に流されて水に濡れればその水で溺死・・・。
という最弱っぷりです。
その最弱っぷりから結構路地の場合は特に問題にされない害虫です。
でも
そんな最弱の虫のハダニは最弱であるために厳しい自然界で生き残る為の方法を持っています。
最弱のハダニが最強に変化する
それが、
卵から孵って成虫になる
そして、
卵を産むというサイクルが約7〜10日1回の産卵で100〜150産むという脅威の増殖力を持っています。
この増殖力がハウス栽培では脅威になります。
それはなぜか?というとハウスの中では風が吹かず雨にも当たらない
しかも乾燥を好むので暖房機で加温しているから最高の増殖環境になります。
最高の増殖環境のため生き残る為の武器である増殖力が発揮されて最強最悪の害虫に変化します。
そんな害虫と日々戦いながらいちご栽培をおこなっています。
ハダニがいる葉っぱの特徴
この葉っぱの裏側にはハダニがいます。
表ではあまり気がつきませんが、葉っぱの淵に黄色い点点がついていると思います。
こういう違和感のある葉っぱの裏は要チェックです。
上の写真の葉っぱの裏側です。
ハダニがいるのわかりましたか?
上の写真を拡大したものです。
拡大するとなんとなくわかる感じだと思います。
指で潰した後の写真です。
それでもまだ卵が残っていますね。
葉っぱの裏側の淵にも隠れています。
家庭菜園されている方は、定期的に葉っぱの裏側をよーーーく観察してあげてください。
現在ハダニが蔓延しているハウスがある自分が言うのもなんですが、蔓延する前が一番大切です。
人間の体調不良と同じで悪くなってからではなく悪くなる前からが大切です。