こちらのページでは、
いちごの棚に張るマルチの張り方について説明します。
 

いちご（越後姫）の定植の準備の白黒マルチ張り方について

 

いちご園に入るといちごの苗の周りにマルチが張ってるけど、
マルチの張り方ってどうやってやってるの？
苺の苗を植えてから貼るの？それとも張ってから苺の苗を植えるの？

そうだね、今回は、マルチをどうやって張るのかと
マルチの種類について説明していくね。

マルチの種類について

マルチには黒マルチや透明マルチやシルバーマルチや白黒マルチなど
さまざまなマルチが存在ます。
各種類によって使い分けをします。
 
例えば
透明マルチなら熱消毒（熱消毒の仕方についてはこちら）をする為にする
シルバーマルチなら熱を抑える（通さない）ために行うなどです。
 
今回はいちごの定植時に使うマルチなので白黒マルチか黒マルチが一般的になります。
 
苺の花ことばでは、白黒マルチを使用しています。
その理由についても追ってお伝えします。

白黒マルチ・黒マルチのメリットデメリットについて

白黒マルチ　

メリット　
光を反射するため光合成量が増える。
いちごの収穫時にいちごを見つけやすい。
 
デメリット
黒マルチと比べると値段が高い。

黒マルチ

メリット
白黒マルチと比べると値段が安い。
デメリット
光を反射しない。
 

おすすめのマルチの種類

品質にこだわらない方でいかに経費を落として安く農作物を作るかということを考えている方には黒マルチをおすすめします。
良いいちごを収穫したい、収穫時にいちごの収穫忘れをしたくないという方にはお値段は高くなりますが白黒マルチをおすすめします。

苺の花ことばの使用してるマルチは？

もちろん苺の花ことばでは品質を追求しているので白黒マルチを選んでいます。
では実際に白黒マルチの張り方について説明します。

白黒マルチの張り方について

 

 
これだけ見ると黒マルチですよね。
表面が白色になるように外側が黒色です。

支柱の筒の中に鉄パイプを入れる

まず白黒マルチの包装を剥がします。その後白黒マルチが巻いてある支柱の筒の中に鉄パイプを突っ込みます。
 

 
白黒マルチの支柱に鉄パイプを入れるのには理由があります。
鉄パイプを入れることで白黒マルチを引っ張りやすくするためです。
 
鉄パイプを入れたら、はみ出ている鉄パイプを2人で持ちます。
（もし人数がいない場合は脚立などを利用します。）
 

 
白黒マルチの先端をもう1人が引っ張ります。
 

 
ひたすら棚の最後まで引っ張ります。
 

 
苺の花ことばの棚の長さは46mなので46mの長さを一気に引っ張ります。
引っ張る途中で白黒マルチが落ちることもありますが最後まで引っ張り続けます。
 

 

 

白黒マルチを乗せ直したらこんな感じです。
そうしたら次の棚に移ります。同じことを2列やります。
 

 
2列終われば、白黒マルチをパッカーで止めていきます。

パッカー止め

パッカーを止めるは傷ついたり破れたりするので
止める前にテープで補強をします。
テープは薄いOPPテープを使用します。
 

 
上下の２箇所に貼っていきます。
 
テープで白黒マルチを補強したら、その上からパッカーを止めていきます。
 

 
お同じことを支柱ごとに繰り返して白黒マルチ張りが終了です。
 

白黒マルチ張りが終わったら今度はいちご（越後姫）の苗を入れる為の切り込みを入れていきます。

 

※写真が暗くなっているものがありますが、
白黒マルチを張る時期は夏の暑い時期なので早朝勤務の日の上がる前に仕事をしています。

 
定植する前の準備の穴あけについてはこちら

いちごの定植準備の穴あけで出た培地の利用法についてはこちら

定植する前の準備の穴あけ後についてはこちら

定植の穴あけ後のマルチ張りについてはこちら