いちごを早く収穫する為の冷蔵処理の方法
いちごを収穫したい時期に合わせる為の計算方法
いちごを収穫したい時期に合わせて準備をする為の計算方法。
いちごの収穫開始って冬のイメージだけど、
どうやって収穫開始時期を決まるの?
そうだね、特に何もしなければ品種によって収穫開始時期は決まってるけど、
早く収穫をしたい場合は収穫開始したい時期を決めて逆算してるよ。
今回はその逆算方法について説明するね。
こちらのページでは、
いちごを収穫したい時期にいちごを収穫できる為の準備について説明します。
収穫開始したい時期を決める
まずいつ頃いちごを収穫したいのかを決めます。
例:11月15日頃に収穫をしたい。など
受粉後からの期間を逆算する
それからいちごの花が咲いて受粉した後どのくらいの期間がかかるのかを逆算します。
積算温度が約600度で収穫。
越後姫の場合は約650度で収穫。
平均気温をチェックできる環境は必須です。
品種によって違いがありますが、基本は積算温度600度。
いちごの花が咲き始めたハウスの中の平均温度が20度の場合約32日で収穫となります。
その為10月15日頃の開花する必要があります。
※ただし暑い時期(早い時期)に植えれば植えるほど
収穫の期間は予定よりも短くなる傾向があります。
いちごの展開スピードについて
いちごの葉っぱが4〜5枚展開すると花芽が出始めす。
いちごの葉っぱの展開スピードは1枚展開するのに約1週間かかります。
いちご苗の管理の良し悪しによってスピードは前後するため
自分の行った結果をデータとして残しておきましょう。
それを元に冷蔵処理の終了予定日を決めます。
(冷蔵庫から出す実際の日にちについては、
花芽分化の進み具合によって前後する為あくまでも予定です。)
冷蔵処理をする日にちの決定
冷蔵庫から出す日を決めたら冷蔵処理する期間(約25日)を引いて
冷蔵処理をする日にちを決めます。
冷蔵処理する日にちが決まったら、
その約1ヶ月前から体内窒素量を減らしていきます。
これで冷蔵処理の準備が完成です。
収穫したい時期に合わせる為の計算方法のまとめ
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- 収穫したい時期を決める。
- それを元に花が咲いてから収穫までの期間を計算する。
- 花を咲かせたい日を元に定植から花が咲くまでの期間を計算する。
- 定植日を元に冷蔵処理する期間を引いた日にちに冷蔵処理をする。
- 冷蔵処理をする約1ヶ月前から肥料を切る。
いちごを収穫したい時期にいちごを収穫するための知っておく事前知識
※品種によっても栽培環境によっても違いが出てきます。
・いちごの体内窒素量が無くなるのに何日かかるのか?
・いちごを冷蔵処理して何日で花芽分化(ステージ5)になるのか?
・定植後のいちごの葉っぱの1枚の展開スピード(日数)は何日かかるのか?
・いちごの花が咲いて受粉してからの収穫期間は何日かかるのか?
※積算温度によって変化する。一般的ないちごは600度 越後姫は650度
・収穫したい時期は何日か?
上記のことが分かればいちごを収穫したい時期にいちごを収穫できます。