いちごの収穫までにかかる日数について

2022年12月31日 2023年01月04日
いちごの収穫までにかかる日数について

いちごの収穫までにかかる日数について

いちごの花が咲いて受粉をしてから収穫までにかかる日数について

いちごの雌蕊が受粉すると花床が肥大して果実として収穫できて食べることができます。
(実際にいちごは果実ではなく偽果ということになりますね。)

受粉して収穫までにどのくらいかかるの?

どれぐらいで収穫できるのかと
何によって収穫の期間が決まるのか?を伝えるね

突然ですが、問題です。
いちご(越後姫)は花が咲いてから何日で収穫できるでしょうか?
考えたことがありますか?

私はいちごを栽培する前はそんなことすら想像をしたことありませんでした。
何日間か想像しましたか?



正解は、
○○日で収穫できるというわけではないです。

なんだよ!って思った方、ごめんなさい。引っ掛け問題でした。

通常いちごの果実の収穫は、積算温度600℃で収穫となります。

積算温度について

積算温度とは、1日の平均気温が20℃の場合
その温度が10日続いたとしたら積算温度は200℃ということになります。

ハウス内平均気温が18℃でずっと18℃が続けば約33日で収穫となります。
600÷18=33.33

冬に向かっていく場合どんどん寒くなってくるので
収穫までの期間が延びて行きます。

逆に春から夏に向かっていく時期はハウスの平均温度が高くなるので
収穫期間が短くなって行きます。

いちごは積算温度600℃で収穫できると説明しましたが
越後姫は収穫まで約650℃必要と言われています。

この50℃の差が他のいちごとの差になります。

越後姫の特徴は何かというと他のいちごと違って酸味が少ないという
特徴を持っています。

苺は収穫期間が短ければ短いほど〇〇


苺は収穫期間が短ければ短いほど酸味が強いと言われていて越後姫は収穫期間が他の品種より長いので酸味が抜けて甘みが優先するようになっています。

さらに冬場の日本海側の太陽の光は太平洋側と違って優しい強さなのでハウスの温度も上がりにくいので積算温度もたまりにくくゆっくりと育ちます。

だから冬場の苺は酸味が全くなく優しい甘さに仕上がります。

また春先は日の光も強くなるので酸味も出てきますが甘さも出てくる
苺に仕上がります。

市場出荷する為のルール

越後姫は表皮が非常に繊細で傷みやすいので市場に出荷する場合は
果実の7〜8割ぐらい赤くなったら収穫しなければいけないというルールが
あります。

7割ぐらい赤くなっている状態から本当の完熟まで時期にもよりますが自分の感覚で3~5日ぐらいかかります。

その為、収穫までの期間が積算温度600度(越後姫は650度)と説明しましたが実際の花が咲いてから収穫までの日数は短くなります。

甘味が乗る前に収穫をしなければいけない為に残念ですが、完熟になった本当の苺の味を楽しめるには市場出荷のいちごでは難しいかもしれません。

また収穫までの期間が長ければ長いほど酸味が抜けて甘味が上がるとお伝えしたのでずっと収穫せずに残しておけばいいのか?といえばそうではありません。

いちごがヘタの近くまで赤く熟した場合、取り遅れてしまうとどんどん鮮度が落ちてしまいいちごの表皮に張りがなくなってきてしまいます。

ヘタの近くまで赤く熟した場合は、適したタイミングで収穫しなくてはいけません。

収穫について注意点

冬の寒い時期に積算温度が貯まらずヘタの近くまで赤くならない場合でも注意が必要です。完熟までに約65日以上かかる場合は発酵果となります。

発酵果の見た目は普通のイチゴですが先端に張りがなくなり食べてみると柔らかくなりすぎていて味も美味しくないです。

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