越後姫の致命的な欠点
2023年01月04日
2023年01月05日
酸味が少なく、酸っぱい苺が苦手なお子様にも大人気の越後姫。
そんな越後姫にも致命的な欠点がありました。
それは、越後姫の特徴の1つでもある口の中に入れた瞬間とろけるような柔らかさ。
このとろけるような柔らかさが新潟県外ではあまり流通しなかった理由の1つです。
越後姫は、酸味が少なくて柔らかいため子供にも歯の悪い年配の方でも
喜んで食べられるいちごですが、
その為表皮が柔らかく傷つきやすいと言う致命的な欠点がありました。
一般流通の流れ
越後姫は、表皮が傷みやすい為一般流通の場合は、
1:早めに収穫する。
2:ひと晩1度保冷庫で実を硬くする。
3:パック詰めをする。
4:市場に出荷する。
5:購入した店舗に移動する。
6:店舗のバックヤードに入る。
7:店頭に陳列される。
という流通の流れがあります。
スーパーに届いた時には傷んでいる??
一般的な流通でも県内のスーパーに届いた時には傷んでいる
ということが多くある為、越後姫の輸送について県外にはあまり出回りませんでした。
梱包資材の技術力向上
ただ今は梱包の技術が発達した為表皮の柔らかい越後姫でも傷みが少なく届けられるようになってきた。
その為全国でも越後姫の輸送が可能となり
上は北海道、下は沖縄まで越後姫のおいしさをお届けできるようになりました。
輸送が可能になった梱包資材は、ゆりかーごという梱包資材で
表皮の柔らかいいちごを赤ちゃんが眠るゆりかごのように
優しく包み込んでくれて衝撃などを和らげてくれる。
(通常のパックで送ったら方から、いちごが届いて箱を開けたら
ジュースになっていたと言う話をお客様から何度も伺っている為
越後姫の通常パックでのお届けはおすすめしていませんし
苺の花ことばでは行いません。)