苺の花ことばについて

2022年10月15日 2023年01月10日

会話形式で「苺の花ことば」の想いについて紹介します。

お友だち
お友だち
苺花君
苺花君

他の苺と苺花君の所のいちごは何が違うの?

まず、苺の花ことばの園名には、「幸福な家庭」という想いが込められているんだ!その想いの中にある「幸せ」をお届けするという想いを第一に苺園をしているよ。

それはお客様にお届けする為にって事だよね?

もちろん「幸せ」をお客様にお届けしたいと考えているし、クルーにも「幸せ」をお届けすることも考えているよ!

お客様とスタッフ両方なんだね!でもどうやって「幸せ」をお届けするの?

初めは何をどうしたらいいのか、全くわからなかったんだ。でも苺で「幸せ」って感じる時は、どんな時かなぁ〜と考えた時、子供が苺を食べて笑顔になっているのが思い浮かんだんだ!
だから、子供が笑顔になれる苺、貰った時に幸せを感じられる苺を作ろうと思ったんだ!

食べた時に「幸せ」を感じられるのっていいね!
更に子供がイチゴを食べて「幸せそうな笑顔」を見たらもっとなんか幸せを感じれそうだね。

仕切り

私も子供が「いちご食べたい!」っていうからスーパーとかでイチゴを買うんだけど、スーパーのイチゴって時期によって当たり外れが激しいよね。その時は、高いお金出して買ったのにがっかりする事があるんだよね。
でも苺の花ことばのいちごは基本的に当たり外れが少ないよね。でもなんでなの?

それはね、苺の管理の仕方に秘密があるんだよ!

秘密って何すごく気になるんだけど!

まず、いちごについて説明しなければいけないんだけど、いちごは大根やキャベツなどの野菜と違って1つの種から1つの野菜が収穫できる野菜じゃないんだ!

確かにそうだね!いちご狩りとかに行くといっぱい実をつけているよね!

そうなんだ!いちごの品質は収穫量と密接な関係性があるんだよ。品質を求めると収穫量が減ってしまうし、収穫量を求めると品質は下がってしまうんだ。
そこで美味しい苺の作り方はどっちなんだと考えた時に収穫量よりも品質を求めた方が「幸せ」をより提供できるって考えたんだよ!だから苺の花ことばでは、新潟県が教えていて収穫量が多く採れる2つ芽管理ではなく1つ芽管理をしているんだよ!

2つ芽管理?1つ芽管理?それってなんなの?

2つ芽管理は一つの苗から2つの花芽を育てる管理で1つ芽管理は、一つ苗から1つの花芽を育てる管理なんだ。だから1つ芽管理は収穫量が減ってしまう代わりに常に苺に100%の力が注がれるんだけど2つ芽管理は苗が成長するに連れて苺の力が分散してしまうんだ!
誰がどう見ても100%の力が注がれている苺とそうでない苺どちらが美味しい苺かは誰が見てもわかるよね!

うん、誰が見てもわかるね!食べるなら1つ芽管理をしている苺を食べてみたい!でも美味しいイチゴが採れるならなんでいちごを作っている人たちはみんなそうしないの?

それはね、ほとんどの農家の皆さんは、基本組合を作って市場に共同で出荷しているんだけど、出荷には基準(大きさ・形)があってそれに沿って買取の値段が決まっているんだ。だから基準に添えさすればどんな苺(味がどれだけ美味しくても美味しくなくても)でも同じ値段で買い取ってくれるんだ。

ということは、農家さんはどれだけ良い苺を作ってもあまり値段には変わらないってこと?

そうなんだ!もちろん、組合で美味しい苺を作ることを厳しくしているところもあるよ!でも質を求めて作る苺と量を求めて作る苺が対して買取値段が対して変わらなければどういう苺を作った方が農家さんにとっていいのか自ずと出てくるよね!

自分が農家さんだったら、質よりも量を選んだ栽培方法を選んじゃう!

そうだよね。農家さんも慈善事業で苺を栽培しているわけじゃないから量を採れる方を選んじゃうよね。これは仕方のないことなんだ。

でもせっかく食べるんだったら量よりも質を選んだ栽培方法のイチゴが食べたいなぁ〜!

そうだね、食べるのなら美味しいイチゴが食べたいよね!
あと美味しい苺を食べた時と美味しくない苺を食べた時のことを考えて欲しいんだ!

美味しい苺を食べた時は、「幸せな気持ちになる」けど、美味しくない苺を食べた時は、「なんか騙された」って気持ちになるね。
そういえばキャベツや人参で騙されたって思ったことないけどフルーツって美味しくないと騙されたと思ったりガッカリしたことがあるな〜。

そうなんだよね、これは美味しい苺を作れば「幸せ」を提供できるけど、美味しくない苺を作れば「不幸」を提供しているということなんだ!
苺を買った方からすれば「幸せ」を感じられる苺を作ってくれた人には「苺を作ってくれてありがとう」となるし、「不幸」を感じられる苺を作ってくれた人には「苺を作らないほうがいい」となるよね。「作ってくれてありがとう」となれば作り手が社会的存在価値を感じるところでもあるんだ!
さらにその社会的存在価値を感じられれば、仕事に対してのやり甲斐にもつながってくるし、より良い苺を作らなければいけないという想いにも繋がるんだ!誰しもが自分の存在を価値のあるものとしたいし、いないほうがいいなんて思いたくないし思われたくないからね。

私も仕事をしている時に、お客様に「ありがとう」とか感謝の言葉をいただけると本当にこの仕事をしていて良かったって思うんだ。そうするとやり甲斐を感じるのと同じなんだね。

仕切り

そういえば、いちごについてこんな話を聞いた事があるんだ!

どんな話?

日本は化学農薬について規制が緩くてその中でも野菜の中で一番いちごが化学農薬まみれって話なんだけど、実際はどうなの?

そうなんだ、実際に日本は化学農薬について規制が世界基準でみれば緩い方に含まれていて海外に輸出する時には、日本ではよくても海外では輸出できない事もあったんだよ!

それって海外では許されない事が日本では許されているって事?

そうなんだ、だから日本の中では安心安全だと思われても海外から見たら安心安全じゃないって事なんだ。勿論、日本では使用することについては違法じゃないから悪いことではないんだよ。
ただそんな苺を食べたい、子供に食べさせたいと思うかと言ったら食べさせたくないよね!

私だったら、絶対に嫌だな!でも知らなかったら普通に日本のいちごは安全だと思って食べちゃうし子供にあげちゃうな!

そうだよね、それが普通だと思うよ。

でもなんでそんな風になっちゃてるの?

それはね、農作物が少しでも傷が付いていたり、形がおかしかったり、ちょっとでも食害にあっていたら農作物としての価値が無くなってしまうからだよ!

そういえば、スーパーに並んでいる野菜や果物は虫が食べた後だったり形がおかしかったりしている野菜や果物は見た事がないね!

そうなんだよ、綺麗で虫食いも一切ない形も揃った野菜・果物しかスーパーには並ばないんだよ。だから農家さんたちは虫食いのない形が綺麗に揃った野菜を作ることに力を注ぐようになったんだ。

でもそれと化学農薬とはどんな関係性があるの?

それはね、化学農薬は比較的簡単に虫を殺せるから綺麗な野菜を作るには必要なんだよ!
それに自然由来・植物由来の農薬もあるんだけど効果が弱かったり農薬自体が高かったりするからわざわざ苦労する、高い自然由来植物由来のものを選ぶ事が少ないんだよ。

そうなんだ!だから化学農薬が多く使われているんだね。でも苺に化学農薬がかかっていないいちごが欲しい場合はどうすればいいの?

その場合は、どんな作り方をしているのかしっかりとアピールしている苺を選んだ方がいいよ。苺の花ことばも定植後化学農薬を使用していないから苺に直接化学農薬がかかっていないんだ!

でもなんでわざわざ大変な作り方をしているの?

それはね、苺の花ことばは、観光農園もしているだけど小さなお子さんがいちご狩りで嬉しそうに洗わずに直接いちごを食べている姿を見て本当にこれでいいのか?と考えた時に「今のままじゃ、本当に幸せを提供しているとは言えない」と思ったからそれから定植後化学農薬の使用を辞めたんだ。

それでうまくいったの?

始めは全くうまくいかなかったよ。収穫するいちご収穫するいちごが全て病害虫にやられてしまって全て捨ててしまった事もあったし、そのシーズンは病害虫にやられてしまってハウスを閉めてしまう事もあったよ。その度に何度も何度も「化学農薬を使っていればこんなことはしなくて良かったのに」と頭をよぎったけど、それ以上に子供達の本当の笑顔が見たいという一心で定植後には化学農薬を使わずに植物由来・食品由来の農薬や天敵を使ってどうにか凌いでいたよ。

それは、凄い大変だったんだね。今ではどうなの?

今でも大変な部分もあるけど、病害虫の生態や天敵の使い方や植物由来食品由来の農薬の使い方もわかってきてどうにかいけそうな目処が立ってきたところだよ!

それは凄いね!この先も安心安全ないちごを苺の花ことばで食べれそうだね!

うん、これからも安心安全な苺を食べてもらう為にしていくよ!

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