いちご(越後姫・桃薫)の終わりを告げる虫

2023年04月19日 2023年04月19日
いちご(越後姫・桃薫)の終わりを告げる虫
From:高橋和樹
いちごハウスの中に苗の様子を見回りした時、
違和感を発見・・・。
いや〜な予感がして
近くに寄ってみてみると
シーズンの終わりをもたらす害虫を苺の花弁内に発見!!
その害虫は、春先になると
活発に動き出して
風に乗っていちごハウス中に侵入して
いちごの花の周り
(雌しべのへたあたり)を動き回り
いちごが収穫する時には製品果として
価値の無いいちごにしてしまいます。
苺の花ことばでは、
定植後化学農薬を使用していないので
効果的に効いてくれる散布農薬がないという悲劇。
(化学農薬は本当に効果があり
散布すると対象の害虫が
すぐに害虫がいなくなってくれます。)
定植後化学農薬をやめてから
春先にこの害虫を発見したら
手で花ごと潰してたけど、
結局、害虫が増える速度の方が早くなって
全体に蔓延。
そのいちごハウスは害虫を発見してから
約1ヶ月で収穫終了となってしまっていた。
今は当園では、
効果がある天敵を導入することで
害虫が増える速度を遅くすることに
ある程度成功した。
(残念ながら100%抑えられる訳ではありません。)
とは言っても
ある程度の成功なので毎年確実に成功するとは
限らないので今年は去年よりも
天敵の量を増やして対策していきます。
量にして2倍以上。
これで今シーズンは7月以降も取れることを祈って投入です。
今回発見した害虫は、アザミウマです。
家庭菜園されている方は、
アザミウマの食害と
チャノホコリダニの食害は似ているので
ご注意ください。
見分け方は、
花だけ被害があるのがアザミウマで
葉っぱや茎など被害があるのがチャノホコリダニです。
化学農薬を使用すればなんてことのない
病害虫たちですが、
安全安心の為に定植後化学農薬を使わないだけで
管理の難しさは、段違いになります。
害虫に犯されてシーズンを
早めに終了してしまった時は、
「なんで、しっかりと
管理ができなかったんだろう・・・。」
と後悔してしまうことがありました。
そんな苦い経験を踏まえいるので
常に毎年今年こそはという
姿勢が常に挑み続けています。
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