快晴なのにふにゃっとヘタれる原因。
2023年04月17日
2023年04月17日
From:高橋和樹
数日天気が悪く曇天が続いた。
そして、今日の天気は快晴。
そんな日には、こんな現象が起きやすくなります。
※ただしハウス栽培の場合に限る
それは、どんな現象かというと葉っぱが少し元気無くふにゃっとヘタれる。
元気無くヘタれると苗にダメージが出ている証拠です。
もちろん、いちごの収穫量にも影響が出るし、いちごの苗にもダメージが出てしまう。
苗にダメージが出れば復活するのに数日を要してしまう。その間のいちごの収穫量は、減少してしまいます。
なぜそんな事が起こると思いますか?
それは連日続いた曇天でハウスのサイドを締め切ることでハウス中の湿度は、高湿度をキープします。
それに慣れたいちご達は、高湿度の環境が当たり前だと理解していちごの体を作っていきます。
連日続いた曇天後に快晴になるとハウスのサイドを開けて外の低い湿度が入ったり、温度上昇による低湿度に当たることによってダメージを受けて萎れが起きてしまいます。
私たち人間でも似たような現象を経験していると思います。
春に向かって徐々に暖かくなって体が暖かさに慣れた後に急に寒気により天気が悪く寒くなると今まで以上に寒さを感じ体調不良になってしまう。
私は、寒さに急に当たると頭が痛くなることがあります。
たとえ話として温度の暖かい寒いは逆になりましたが基本的には同じような現象です。
なので天気予報を見ながら曇天→曇天→曇天→快晴という天気になりそうな時は、湿度の管理方法を変更するなどして萎れ対策が必要になってきます。
こんな感じで、一日単位ではなく数日単位での管理も行っています。
特に春先の暖かい時期になりやすいのでハウスの管理には注意が必要です。