結婚式の乾杯で!
From:高橋和樹
いちご園を始めて数年たった年の話
断られたらどうしよう・・・。
でも
言ってみるだけ言ってみよう・・・。
ダメならダメでしょうがないよね・・・。
と自分に言い聞かせて
ある酒蔵の横開きの扉を
緊張と不安を感じながら、
ガラガラと開けた。
入ると来店を気づかせる音が、
店内に鳴り響く。
店の奥から
「はーい、お待ちください!」
店員さんの声がする。
事務所の入り口にかかっている
暖簾から店員さんが出てきて
「いらっしゃいませ!」
と優しい口調で声をかけてもらった。
心の中ではお客さんじゃあないんだけどな・・・。
と思いながら第一声を発した。
「私、大潟でいちごを栽培している
苺の花ことばの高橋です。」
という自己紹介をすると
店員さんはキョトンとしていた。
そりゃあ、
そういう反応するよね!
と内心思いながらも話を続けた。
それから、
突然の訪問にもかかわらず
話を真剣に聞いてもらった。
どんな話をしたかというと
・私たちの農園の
苺の花ことばには「幸福な家庭」
という想いが込められている。
・そんないちごで作ったお酒で
結婚式の乾杯をしたら、
乾杯の音頭が
「幸福な家庭」という想いが
込められた乾杯に変わる。
・こちらの甘いお酒に
当園のいちごは合うと思う。
・同じ大潟同士でコラボして
苺のお酒を作りませんか?
と言う内容の話をした。
実はこの話を聞いてくれた店員さんは、
10代目当主の奥さんだった。
それから
実際にできるのか
作ってもいいのかどうか
現9代目当主に確認をしてもらった。
色々お酒を作るにも
許可が必要のようで
大変だったみたいだけど
進めてくれた。
実際に作ることが決まった。
まずは、
試作品を作ることになり、
完成まで何度も何度も試作を作った。
完成数年の年月がかかったけど
商品の販売が決まりました。
その酒蔵さんは
竹田酒造さん
そして商品はこちら
いちご花
甘口で辛口のお酒が苦手な方でも
美味しくいただけます。
特に女性の方に
ご好評を頂いております。
販売初日
300本限定で販売されましたが
販売初日でどこの酒屋さんに行っても
売り切れでした。
私も販売当日、
酒屋さんを
3件回りましたがどこも売り切れでした。
翌年は販売数を500本に増やして
販売しましたが1ヶ月もしないうちに
完売。
毎年1月の末から原材料のいちごを
予定キロ数になるまで
毎週酒蔵の竹田酒造さんに配達します。
毎年どんな味になるのか楽しみ。
PS:当園ではお酒の販売はできないので
ご購入希望の方は、
竹田酒造さんまたは取扱店にて
ご予約をお願い致します。
竹田酒造さんのホームページこちらから
https://www.katafune.jp/