いちご収穫後の苗床の培地の消毒について
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いちご収穫後の苗床の培地の消毒について
いちご狩りで苺が実っている様子は知ってるけど、
苺の収穫後って見たことないんだけど、
どんなことをしてるの?
そうだね、今回はあまり知られていない
収穫後について教えていくよ♪
毎年繰り返すいちごの栽培
いちごのシーズンが終わり片付けをしてまた定植をする。
そんなことを毎年、毎年繰り返すいちごの栽培。
今年、病害虫にやられてしまいシーズン終了が早く終わって収量が激減・・・。
そんなことのあった培地をそのまま来シーズンも使ったら、
培地に残った菌や害虫がまた大発生して来シーズンも同じことに・・・。
そんな心配をされる方もいると思います。
他の作物と違い連作障害の出ないいちごは、
同じ培地を何年も繰り返し使います。
そこで1シーズン使った培地を消毒する方法をご紹介します。
1シーズン使った培地を消毒する方法
方法は2つあります。
1つは、
農薬を使用するという方法。
もう1つは、
自然のエネルギーの太陽熱を利用する方法です。
太陽熱を利用する熱消毒の仕方について
今回は、太陽熱を利用する熱消毒の仕方について説明します。
熱消毒とは、文字の通り熱で消毒する方法です。
でもどうやって消毒するのかというと
高設の棚に透明マルチをかけてあげることによって
太陽の熱が培地の中にこもり高温になりその高温の熱で菌や害虫を殺します。
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また透明マルチをかけただけでは培地が乾いてしまい
表面だけ高温で培地の中は低温となってしまう可能性があります。
そうならないために培地の中に灌水を日の上る前に与えてあげます。
培地の温度を上げるために
日中の灌水をやめて日の登る前に与える。
そうすることによって培地中に水が浸透して太陽熱により透明マルチ内の熱が高くなり
培地の中まで高温になり菌や害虫が死滅することになります。
熱消毒をしている期間
熱消毒ができる時期は、外気の温度が高い時期のみとなっているので注意が必要です。
熱消毒をしている期間は約2週間〜1ヶ月程度です。
その年の天候によって温度の高くなり方が左右されるので熱消毒の期間は、
長めに確保しておいた方がベストです。
温度が高くならない場合はハウスのサイドを閉めて温度を調整する。
ただし温度が高くなりすぎるといちごハウス内の設備が熱によって変形したり
機械類が壊れたりするので注意が必要です。
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いちごの培地の熱消毒の方法についてのまとめ
- 1:いちごの培地に透明マルチをかける。
- 2:日の出前に灌水をする。
- 3:約2種間〜1ヶ月熱消毒をする。
- 4:温度が高くなりすぎるとハウス内の設備が壊れる可能性があるので注意する。
家庭菜園でプランターなどの熱消毒をする場合は、
透明なビニール袋に培地を入れて水分を含ませて締切、
直射日光の当たる場所に置いておいても効果があります。
※夏場の暑い時期に限ります。