灰色かび病の対策とは?間違った対策の仕方について

2022年12月30日 2023年03月17日
灰色かび病の対策とは?間違った対策の仕方について

灰色かび病の対策とは?間違った対策の仕方について

今回は、冬場の発生しやすい
灰色かび病について説明するよ。

冬場の発生しておさまらなくて困ってる農家さんの声をよく聞くけど
なんで発生しちゃうんだろう。

それについても間違った対策の仕方や
正しい対策の仕方について紹介するね。

冬の寒い時期によく発生する灰色かび病。

灰色かび病で悩んでいる生産者の方を多く見られます。

・化学農薬を散布しても灰カビが全然治らない・・・。
・どんな農薬なら効果がありますか?
という疑問を研修会などで上がってきます。

その前に灰色かび病について紹介します。

灰色かび病の生態

菌の発育適温は23℃前後、最低2℃、最高31℃とされている。

灰色かびの感染方法

灰色かび病は空気感染で広がっています。
いちごだけでなく他の作物からの感染もします。

発生しやすい条件

12月〜3月頃のハウスサイドを締め切った20度前後で多湿の状態。
ハウスの両サイドなどの温度が下がりやすい場所
密植したり、苗の管理が行き届いてなく茂っている状態。

発生する場所

いちごの果実

灰色かび病が発生した時の間違った対処法。

いちごに発生した灰色かび病の間違った対処法をお伝えします。
それは、1番に農薬を散布するということです。
えっ!どういうこと?と思ったと思います。
そこで灰色かび病が発生する原因を取り除かないで
農薬散布をするということがどういうことか物語でお伝えします。

物語

寒い冬の時期でも短パンとTシャツという服装の少年と父親がいました。

その少年の家には暖房設備がありましたが
父親が勿体無いという理由で全く使用してくれませんでした。

寒い冬にそんな家の中でそんな姿では、
当たり前ですが少年は風邪を引いて鼻水が出てしまいました。

そこで父親は、鼻水が止まらないのでお医者さん少年を連れていきました。
そしてお医者さんは、鼻水を抑える薬を出してくれました。

薬を飲んだ少年は、一時的に鼻水は抑えられました。
鼻水が出なくなった少年は喜びました。

しかし、
薬の効果が切れたと同時にまた鼻水が止まらなくなりました。

それもそのはずです。
その少年は寒い冬の時期にまだ暖房設備を使わせてもらえず
短パンとTシャツだったからです。

そのことに気がつかない父親は、
薬をもらったのになんで鼻水が止まらないんだろうと疑問に思いました。

原因がわからない父親は、鼻水が止まらないので
またお医者さんに鼻水を止める為の薬を出してもらいました。

そんなことを繰り返した寒い冬の時期は終わり暖かい春になりました。
そうしたら少年の鼻水が止まり始めました。

父親は、お医者さんが出してくれた薬が効いたと大喜びしました。

そして、
また来年も同じことを繰り返しました。

めでたしめでたし。

どうでしたか?
なぜ鼻水が止まらなかったか分かりましたか?
そうです。

少年は暖かい場所で過ごしていなかったからです。

登場人物

父親=農家
少年=イチゴ
少年の家=ビニールハウス
暖房設備=イチゴのビニールハウスを温める設備
鼻水=いちごの灰色かび病
お医者さんが処方してくれた薬=灰色かび病の農薬

灰色かび病が止まらない状態で
薬を散布しても意味がないことが理解できたと思います。

まずは、環境を変えるということが大切になっています。

灰色かび病の正しい対処法

先ほどの物語で分かったと思いますが、正しい対処法とは、環境を変えずに農薬を散布ということではなく、
いちごハウスの暖房設備を稼働させてハウスの温度を上げて湿度を下げるということですね。

暖房設備を動かすことによりハウス内の湿度が下がり灰色かび病が発生する環境ではなくなります。

私も昔は、灰色かび病に悩まされていた農家の1人でした。
でもそこから考え方を変えてから灰色かび病で悩むことがいっさいなくなりました。

灰色かび病で悩んでいる方は、この物語の父親と同じになっていませんか?

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