食べた瞬間、頭の中にいちごなのに桃? となる不思議な味のする桃薫(とうくん)。

2022年12月29日 2022年12月29日
食べた瞬間、頭の中にいちごなのに桃?  となる不思議な味のする桃薫(とうくん)。

苺の花ことばでも栽培されている桃薫の品種の特徴について説明します。

食べた瞬間、頭の中にいちごなのに桃?
となる不思議な味のする桃薫(とうくん)。

「国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構」が開発した品種の「桃薫」が
1月~7月上旬頃まで出荷されます。

桃薫の収穫時期と定植時期

「桃薫」は1季なりの晩生の品種で収穫開始時期が遅いため、クリスマスシーズンにたくさん採ることは困難で苺の花ことばでは1月中下旬頃の収穫となっています。

摘果などの間引きをしない場合、収穫前期の果実は大きめないちごが収穫できますが、花数が多いので、収穫後期の果実は小さくなります。
苺の花ことばでは、間引きや摘果を行うので収穫前期から収穫後期まで大きな桃薫が収穫できます。シーズン終盤の6月でも3~40gの桃薫が収穫できることがあります。

桃薫の苗刺しは、6月中下旬ごろから始まります。
桃薫の定植時期は9月下旬〜10月上旬が基本となっています。

桃薫の品種の特徴

「桃薫」の果実は、フルーティーな桃の香りやココナッツに似た香りがするというのが大きな特徴で、今までのイチゴとは全く違った風味が楽しめます。
苺の花ことばでは越後姫と桃薫の紅白食べ比べセットなどが人気で結婚式や出産祝いなどの嬉しいお祝い事などに良くご利用いただいております。

桃薫の歴史

桃薫は、農研機構と北海道農業研究センターが育成し、親いちごは「K58N7-21」と「久留米IH1号」で、両親ともに野生種のいちごを利用した雑種(10倍体種間雑種品種)です。そして、2011年(平成23年)に品種登録がされました。

全国で生産が可能ですが、とちおとめなら栃木 あまおうなら福岡といった産地がない為生産量自体が少ない品種です。

桃薫の色や形について

果実は円錐、球形で果実には艶があり外観が優れ、果肉は中心まで真っ白、種の落ち込みが少なく色が淡いピンク色をしていることから、見た目も普通のイチゴと違います。


桃薫の何も知らない場合、早く収穫しすぎていると勘違いされる方もいらっしゃいます。

桃薫の食感や味について

甘みや酸味は「とよのか」に近く、食味は良好です。
表皮は少し硬めです。
貯蔵しても果皮色の変化が少ない為、日持ちはしやすいです。

桃薫の輸送について

桃薫の表皮は少し硬めですが、
桃薫の中の果実が軟らかいため、輸送には注意が必要です。
苺の花ことばではクッション性の強いゆりかーごを使用している為安心して輸送が可能です。

桃薫の食べ方について

桃薫は表皮が少し固く酸味がありますが、果実自体は桃の味がするので表皮の皮を剥いて食べるという変わった方法もあります。
その場合、香りも味も食感も桃に変化します。

桃薫の生育について

「桃薫」は生育が旺盛で、数多くの花が咲きます。
多い時で1房に50粒以上花をつける時があります。
厳冬期でも株が小さくなりにくいのが特徴です。

また葉っぱが固くゴアゴアしている為葉っぱの裏側まで農薬がかかりにくい為
病害虫がなくなりにくいということがあります。


うどん粉病には多少の抵抗力があります。

注意すること

桃薫の苗をフリマアプリなどで多く見かけますが、こちらの苗には販売の許可が必要となっている為許可をお持ちでない方が販売した場合罰せられる可能性があります。ご注意ください。

よくある間違い

また他のページ等で桃薫を四季なりと記載しているページをよく見かけますが、
桃薫は、1季なりが正しいのでご注意ください。

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